３．計画換気システム

３．計画換気システム

　気密住宅は通常、自然換気は期待できません。そこで吸気側や排気側にファンを設けて強制的に室内空気を換気することが必要となります。熱交換換気ユニットを通すことで単に外気と屋内空気と入れ替えるだけでなく、外気を浄化しながら室内へ導入し、排気の熱エネルギーと熱交換することも可能です。ウッドハウスの換気システムは、全熱交換タイプのため湿度もある程度改善させることもできます。
　計画換気の必要性については、「人間は空気汚染源である（人は安静時で酸素を１７Ｌ／ｈ消費し二酸化炭素を１５Ｌ／ｈ排出する）との認識が必要であり、建材だけが悪者ではないのです。
　計画換気の定義は「常に空気の出入り口を明確にして、必要な量の新鮮空気を取り入れ、汚染した空気を排出すること」です。

　１　炭酸ガス、水蒸気の排出と新鮮空気の取り入れ・・・汚染源が人間

　２　化学物質等による室内空気汚染の防止、空気の浄化・・・汚染源が建材等

　３　温度ストレスのない、健康で快適な室内環境の実現（熱交換、恩湿度コントロール）・・・ヒートショック・結露

　４　部屋間温度差の解消による室内表面結露の防止・・・・ヒートショック・結露